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六角穴付きボルトの働きやメリット

六角穴付ボルト工房 愛知県瀬戸市

 

ボルト頭部に六角形の穴を持つ「六角穴付きボルト」は、ボルトではあるものの、ナットと組み合わせずに使われる場合もあります。

一方、「六角ボルト」と呼ばれるボルトは、ボルト頭部自体が六角形になっていて、穴はなく、形状や用途は違ってきます。

六角穴付きボルトと六角ボルトは似ているようですが、大きく異なるため、確認が必要です。

 

六角穴付きボルトの2つの働き


●狭いスペースで取り付け可能

六角ボルトの場合、頭部の六角形の部分をスパナで締め付けますが、狭いスペースでは、スパナが周りの壁や部品にぶつかるなどするためボルト頭の周囲に空きスペースが必要になります。

一方、六角穴付きボルトは、頭部の穴に六角レンチを差し込んで締め付けをするため、周囲にスペースを作る必要がありません。また、スパナを差し込んだままネジ穴に差し込めるため、ネジ穴が見えづらい場所でもスムーズに締め付けることができます。

 

●締め付けの強度が強い

六角ボルトはボルト頭部の六角形の二辺にだけ力が加わり締め付けをします。

一方、六角穴付きボルトは六角レンチを使うため六角形の全ての辺に力が加えられます。そのため、六角穴付きボルトの方が強い強度で締め付けでき、緩みにくくできます。

 

六角穴付きボルトの3つのメリット


六角穴付きボルトを使う場合のメリットとして3点挙げられます。

 

●高いデザイン性

六角ボルトを使う場合、六角形の頭部を使って締め付けるため、締め付け箇所のボルトの頭部が飛び出した状態になります。

一方、六角穴付きボルトは普通のねじと同じように、頭部の六角穴を使って締結けるため、ボルト頭部が隠れるくぼみを作れば、表面からボルト頭部が隠れます。つまり、六角穴付きボルトは見た目のデザイン性を高められるので一般ユーザー向けの市販製品などに多く用いられています。

 

●製品の小型化を実現

六角ボルトを使う場合、ボルト頭部の周辺にスペースが必要ですので、ある程度製品が大きくなります。

一方、六角穴付きボルトの場合、ボルト頭部周辺のスペースが必要ないので、製品が小型化できます。市販製品はどんどん小型化に向かっていますのでさらに、省スペースを追求した低頭・小頭の六角穴付きボルトが求められています。

 

●多様なニーズに対応

一般的な六角穴付きボルトは鉄やステンレスが主流です。そしてボルトの素材・表面加工・頭部の厚みなどを変えることで強度や耐熱性などを高めることができ、近年難加工材と言われる強度の高い素材の六角穴付きボルトの需要が高まっています。このような多様なニーズに対応できるため、市販製品に六角穴付きボルトが多く用いられています。